福山と言えば、誰? 「福山雅治だろ」「いや福山潤だろ」
昨夜のおそ松さん京都で放送してないのかよ事件。
ショックながらも、お陰で早く就寝することができた。
そう。俺は京都に来ている。
オフシーズンである。
京都が好きである。
だいたい「ついで旅」というやつだ。
福山のライヴのついで旅である。
でもたまーに、ついで旅ではなくて旅か目的の旅をしたくなる。
俺は一人旅が好きだ。
だが、たまーに、友人と旅もしたくなる。
昨年の今頃、友人と旅に京都に旅をした。
今年も来ることにした。
しかも、昨年は3月だったのに梅は三分咲き。なのに今年はほぼ満開!
俄然テンションが上がる。
そして今年は申年なので、申に所縁のある神社やお寺に行こうって話をしていた。
ほんとは猿田彦神社に行きたかったのだが、計画の都合上行けそうにはなく、昨年立ち寄った八坂庚申堂行くことにした。
八坂から清水寺、六波羅界隈を巡ることにしたので、庚申堂はその流れで行けるからだ。
そしてくくり猿をくくろうという計画だ。
朝早くの八坂は好きだ。
そして前田珈琲店でモーニングをいただくのも好きだ。
前田珈琲店でほーっと一息ついていると、店員のねーちゃん達がなにやら騒がしい。
どうやら近くで何かの撮影をしているらしいのだ。
正直うんざりした。
正直、撮影など、邪魔の極みである。
近所の路地で、角をまがったら綾野剛の写真撮影してたときは、びっくりしたしイラついた。全く気付かずにスーパーの袋がさげていて姿で撮影の瞬間を台無しにしたという負い目と、なんでここの住人なのにそんな思いをこっちがしなきゃいけないんだという苛立ちがあったた。
まだ朝の早いうちだと、出勤途中の道では女性ファッション誌の撮影をしている。
たまにドラマの撮影もしていて、なんかしらんが、住人なのに、道を通るのを待たされたり遠回りをさせられるという場合もある。
ムカツクの極みどす。
それが京都にまで追っかけてきた。
二年坂とかで撮影だろうか。
ちくしょう。
歩かせろよちくしょう。
しかし珈琲店をでたら、撮影があるらしい方面にはそういった気配がない。
珈琲飲んでる間に終わったのか?
やったね!
これで八坂の塔をゆっくり眺められる!
そんな話しを友人としながら歩いた。
目の前には、目的の八坂庚申堂があるのだ。
……
おい
……
ちょ
待てよ。
撮影場所って八坂庚申堂かよ!
ざけんな!
撮影隊がカメラの組み立てとかしてる。
やめろよ!
写真撮りたいのにお前等入り込んでるんだよ!
じゃまだよ
くくり猿くくるお堂みれねーだろ!
つい「邪魔なんだよ早く終われよ」とけっこー大きめな声でつぶやいちまった。
ごめん!
だって撮影って邪魔だとしか思えなくて!
ごめん!
ごめんね!
ごめん!
ほんとごめんね福山くん!